任意整理なら周りの人にバレないで手続きできます
債務整理を行うと、借金の返済はより楽に行えるようになりますができることならこうした手続きをしていることは他の人には知られたくないものです。
自己破産は借金がすべてなくなることが魅力ですし、個人民事再生の場合は借金を大幅に減額ができ、マイホームはそのまま維持することができます。
そして、これらの債務整理を行った情報は官報に掲載されることとなります。
官報は一般の人が目にする機会は少ないですが、できることならこうした情報が掲載されることは避けたいと考えている人も多いのではないでしょうか。
そういった場合は任意整理も検討してみましょう。任意整理の場合も他の債務整理と同じように信用情報に掲載されることとなりますが、そうした情報は一般の人が目にする機会はまずないと言えます。
そして裁判所の手続を行わなくて良いので官報に掲載されることはありません。
自己破産や個人民事再生の場合は裁判所の手続が必要ですし、場合によっては自宅などの処分もありますので、家族にもバレないで、手続を進めていくのはかなり難しいと言えます。
裁判所の手続の際も源泉徴収票や給与明細を提出しますが、退職金の見込みの証明書を提出する必要もありますので、会社に知られずに手続を行うのも難しいものがあります。
その点、任意整理の場合は裁判所を通さずに債権者と直接交渉を行っていくことができますので、まわりに知られずに手続を進めていくことができます。
そして財産などの処分もありませんので、家族にバレないで手続を進めていくことができます。自己破産や個人民事再生の場合はすべての借金を整理していくこととなりますが、任意整理の場合は借金を選んで整理することもできますので、例えば連帯保証人がついている借金はそのままに、カードローンなどの借金だけを整理していくこともできます。
さらに自己破産のように職業や資格に制限もありますので、職場に知られることもありませんし、仕事を失う心配もありません。
減額された借金は3年~5年程度かけて分割して支払っていくことができますので無理のない返済を行っていくことができます。
手続を弁護士などに依頼する場合も、あらかじめ相談しておけば自宅への連絡方法なども家族に知られないよう配慮してもらうこともできます。
自己破産のように借金がすべてなくなるのではありませんが、安定した収入がある人、減額してもらえれば返済が可能という人はこうした方法を選んでみてはいかがでしょうか。