任意整理とはなに？債務整理との違いは？を解説
借金問題を抱えている人の中には、多重債務や債務超過の状態に陥っていまい、どうにもならない状態に追い詰められてる方がいらっしゃいます。
借金を返済するために新たな借金を繰り返してしまうという状態になってしまいますと、借金は減るどころか雪だるま式に膨れ上がってしまいますので、これが続けば最終的に破綻するほかに道はありません。
このようなことにならないように、自力返済が無理だと感じた時点でなるべく早く手を打つことが望ましいのです。
具体的には弁護士や司法書士などの法律の専門家に相談をすることが必要なのですが、比較的早い段階でそれができれば任意整理などの方法を利用できるケースが多いです。
任意整理とは、債務者と債権者の話し合いにより、債務者の持つ借金の利息部分をカットし、元本部分のみを返済するという方法です。
あくまでも話し合いにより債務を圧縮する方法ですので、自己破産などの方法と比較すると任意整理後の法的制限なども軽微なもので済みます。
また、任意整理と債務整理を混同してしまう方が多いのですが、この２つの言葉には大きな違いがあります。任意整理とは債務整理の中の一つの方法を指し、債務整理という言葉と混同している方はこの違いを覚えておきましょう。つまり、債務整理とは自己破産や個人再生などを含めた債務処理の方法全体を指します。
債務整理の中でもどのような方法を用いるか、ということについては素人にはなかなか判断が難しいです。だからこそ、弁護士や司法書士の手助けが必要になるのです。
とはいえ債務者の皆さんは借金を重ねてるような懐状況なわけですから、法律事務所への相談料は報酬なんて支払えないし・・・そう思い込んでしまい、なかなか相談の門を叩けない方が多いのも事実です。
しかし、このような借金問題の相談に関しては無料相談を行っている法律事務所もたくさんありますし、法テラスを利用するという方法もあります。
法テラスであれば、同じ相談内容でも３回まで利用することが可能ですから、このような方法であれば問題なく相談をすることができます。
着手金や報酬などに関しましても、基本的には後払いに応じてくれる法律事務所がほとんどです。しかも分割払いという形なので、借金問題が片付いたあとに生活を再建しつつ少しずつ返済していけばOKです。
法テラスなどの場合には、弁護士費用などを法テラスに立て替えてもらうことになりますので、法テラスへの返済となります。
いずれにせよ、なるべく早く相談をすることでダメージの少ない方法で借金問題を片付けることが可能になりますので、借金問題を抱えている方はすぐにでも相談するようにしてください。
