個人再生をしても返済する必要があります！【重要】

もう返済ができないという状態の時には債務整理を行うことが必要となります。自己破産を行って免責許可の決定が下されれば、それによって債務はすべてなくなりますが、個人再生の場合にはそうではなくて、債務が減額されるだけです。減額されるというのは、つまり借金が減ることを意味します。減ったとしても借金は残るのですから、それを返済していくことは必要となるのです。それができるという前提の元に再生計画が立てられることになりますから、できなければ個人再生はできません。そして、その後は計画通りに返済をしていかなければならないのです。

当然のことながら、個人再生を開始した後には、返済が遅延することは許されないと考えておいた方が良いです。毎月決められた金額を支払っていかなければならないのですが、それが遅れると取り消されてしまいますから、途中までなんとか支払っていたとしても水の泡になるという点に注意しなければならないのです。一時的に苦しいときには、どこかから借りてきて何とか支払っておこうと言うことを考えるかも知れませんが、債務整理を行った時点でブラックリストに載りますから、銀行も消費者金融も貸してくれないでしょう。そのことを前提として遅延しないようにしなければなりません。

また、再生計画では利息はかかりませんが、期間は原則として3年となります。場合によって5年になることもありますが、多くの場合には3年だと考えておかなければなりません。減額されたとしても、それを3年で支払っていかなければならないのですから、それなりに負担は大きいと言えるでしょう。住宅ローンを組んでいる人の場合にはさらに苦しくなります。住宅ローンは今まで通りに支払っていった上で、再生計画に基づいて支払いを続けていかなければならないのですから、完済するまでの3年間は苦しい思いをすることもあるでしょう。それでも再生計画を台無しにしないようにするためにも、遅延は許されないのです。

遅延しないようにするためには工夫が必要です。例えば、自動引き落としに設定しておくのは良い方法です。複数の債権者がある場合には手続きも大変ですから、返済をするための口座を一つ作っておいて、毎月そこに入金しておくようにします。また、給与の振込口座を利用するのも良い方法です。給料をもらった翌営業日あたりに引き落とし日を設定しておくことによって、遅延してしまうリスクを抑えることができます。

個人再生をしても返済する必要があります！【重要】関連ページ

2回目の個人再生できる？申立ての条件と成功させるポイント

債務整理には任意整理、自己破産、個人再生、特定調停と言った4つの方法が用意されています。 任意再生は裁判所を利用しない手続きで借金問題を解決する方法で、借金毎の債権者との合意が成立要件となります。 また、任意整理は利息制限法に基づく金利の見直しと将来の金利カッ

個人再生法とは？何もわからない方はまずここを読もう！

借金を背負ってしまい、返済が困難になってしまう方も少なくありません。このような場合に「債務整理」をして困難を解決することができます。債務整理とは「任意整理」・「自己再生」・「自己破産」に分かれるのですが、今回はこのうち自己再生つまり個人再生法について紹介い

個人再生した後に生活保護を受給することはできますか？

病気や失業などで、借金を抱えたまま生活保護を受けなければならなくなった場合、福祉事務所からは自己破産をすることを勧められるでしょう。しかし、場合によっては個人再生ができることがあるケースもあります。まずは、個人再生をすることにメリットがあるかどうかを考えて

個人再生の無料相談を行っている弁護士事務所一覧

借金の返済は順調に進めていきたいですが、さらに借金が増えてしまうこともありますし、思うような収入が得られなくなってしまう場合もあります。とはいえ、返済ができないからといって支払いを行わないというわけにはいきません。借金を放置しているとさらに利息も増え、解決が

個人再生の体験談｜実際にやってよかったこと悪かったこと

私は以前、任意整理によって借金を無くすことに成功しました。本日は私の個人再生の体験談をお話ししようと思います。私は２０代半ばで３００万近い借金を抱えていました。すべてギャンブルで作った借金です。当時の私はフリーターをしており、月収は３０万前後はあったかと思

個人再生｜おすすめの弁護士事務所を紹介します

個人再生をおすすめしたい方は、任意整理では整理が難しいけど自己破産は避けたいという方です。任意整理だと整理したいローンだけを選ぶことができるので、担保や保証人付きの債務は除外できます。自動車ローンは車自体が担保になっているので、債務整理をすると回収されるの

個人再生後の携帯電話の買い替えは一括払いしかできない！？

債務整理の手法の一つである個人再生は財産を守りながら債務を削減できる選択肢として検討される存在です。ただいくら財産を守っていると言っても債務整理である以上はそれなりのペナルティを受けなくてはなりません。他の債務整理と同様に一定期間借金をすることはできなくな

個人再生して後悔したことはありますか？経験者に聞いてみた

債務整理をすればブラックリストに載ります。これはいわばペナルティであり、避けることはできないものです。個人再生も同様ですが、実際に債務整理をして後悔される方はほとんどいないのが現実です。そもそも債務整理を考える方は、すでに返済に行き詰まっています。自力

【個人再生】債務整理の種類と違いを分かりやすく解説！

自己破産をすれば持ち家を失うことは有名です。基本的に生活必需品以外はすべて処分する必要があります。借金をゼロにできるメリットと比べればデメリットのほうが小さいとはいえど、やはり家を失うのは精神的に大きなダメージでしょう。それに対して個人再生は、持ち家を守

個人再生の注意点｜初心者向け解説ガイド

個人再生とは、民事再生法の一環であり、債務の軽減措置となり、返済計画を見直すことで債務を圧縮し、完済を目指すものです。たいていのケースで小規模個人再生として、裁判所にその旨を申し出、そのご再生手続を開始して、再生債務者の弁済を差し止めることとなるため、債権者

個人再生とはどんなものなのか

一般的に、多額の債務整理を行う場合には自己破産などといった方法で、裁判所を通して解決を試みるといった認識がある方が多いと言えます。しかし実際には、その他にも債務整理の方法はいくつかに分かれているのです。その中の一つの方法として、個人再生といったものがあ

個人再生をすれば借金の取り立てはすぐに止まる？

借金の取り立てに困っている方は、すぐに法律事務所に相談をしましょう。返済していける借金ならば問題ありませんが、専門家に相談しようと考える方はすでに返済不能、またはそれに近い状況に陥っています。自力完済が不能であり、取り立てを受けている状態ならば、あとは弁護

個人再生は家族に内緒で行なえるの？

債務整理にもいくつか種類があります。裁判所を通さずに行う任意整理、裁判所に入ってもらって行う、個人再生や自己破産などがあります。家族と暮らしている人は借金があることを黙っている人も少なくないでしょう。そこでいきなり多額の借金があることがばれてしまうと、家族の関

個人再生と任意整理の違いとは何か※はじめての債務整理

借金問題を抱えた時、法律を利用する事で借金問題を解決することが出来るようになっています。これは債務整理と呼ばれる方法で、大きく分けると4つの債務整理の方法が用意されています。また、法律を利用する事からも、法律の専門家とも言える弁護士、司法書士と言った仕業資

個人再生で残せる財産はほとんど残せます◎

借金の法的整理方法である個人再生では、残せる財産としてはそのほとんどを残すことが可能です。財産自体を換価つまり現金に換えて債権者に配布する自己破産とはそもそも違います。したがって、個人再生では財産をそのまま所有できることがメリットになってくるわけです。特に住